ヒマラヤ「プタ・ヒウンチュリ」(7,246m)スキー登山隊 計画

登山概要

■隊の名称

邦名 : 関西学院大学体育会ワンダーフォーゲル部 プタ・ヒウンチュリ スキー登山隊

英名 : KWANSEI GAKUIN UNIVERSITY WANDERVOGEL CLUB Mt. PUTHA HIUNCHULI SKI EXPEDITION

■目的

ネパール プタ・ヒウンチュリの登頂及び山頂からのスキー滑降

■期間

2025年度 ポスト・モンスーン期 10月3日~11月21日

■プタ・ヒウンチュリについて

名前:Putha Hiunchuli

山域:ダウラギリ山群

標高:7246m

プタ・ヒウンチュリ(Putha Hiunchuli,Dhaulagiri Ⅶ)は西ネパール、ダウラギリ山群の西端に位置する標高7,246mの山である。ヒマラヤでのスキー登山に適した山としてはメラピークが著名であり、当部では過去3度遠征し、スキー滑降に成功している。我々もヒマラヤの高峰にスキーのシュプールを残したいと考え、次なる山を探したところ、このプタ・ヒウンチュリにたどり着いた。

この山は7000mを超え、かつヒマラヤのドルポのさらに奥地に鎮座している。ドルポは外国人がほとんど立ち入らないチベット仏教の聖地である。周囲を5000m以上の高峰が取り囲む高地にあり、この場所に踏み入るだけでも価値がある活動といえるだろう。

当部の海外遠征は1972年の東ニューギニアから始まり、1976年イラン・ダマヴァンドを契機として海外での山スキーにも取り組むようになった。1985年ヒマラヤ・メラピークからの滑降により兵庫県スポーツ賞を受賞。プタ・ヒウンチュリは当部しては初の7000m峰の挑戦であり、意義があるものと考える。

■隊の構成

隊員:3名 ガイド:1名 高所ポーター:1名 コック:1名 キッチンボーイ:2名 ポーター:15名

■隊員名簿

・中村航大(経済学部4年/前副将) 隊長

・泉直太朗(法学部4年/前主将)

・澤田登生(法学部4年/前主務)

予定表

日程日時行程標高(m)
110/3日本出国(関西国際空港→バンコク)15
210/4ネパール入国(バンコク→トリブバン国際空港)1,338
310/5カトマンズ1,400
410/6カトマンズ1,400
510/7カトマンズ1,400
610/8カトマンズ1,400
710/9カトマンズ→ネパールガンジ150
810/10ネパールガンジ→ジュファル→デュナイ2,430
キャラバン
910/11デュナイ→タラコット2,530
1010/12タラコット→ムシコーラ2,875
1110/13ムシコーラ→カコット3,252
1210/144000mまで高度順応4,000
1310/154500mまで高度順応4,500
1410/16カコット休養3,252
1510/17カコット→ジャーマンベースキャンプ4,700
1610/18ジャーマンベースキャンプにて休養4,700
1710/19ジャーマンベースキャンプ→BC4,915
登山活動
1810/20BC休養4,915
1910/21BC付近の偵察および高度順応5,000
2010/22BC付近の偵察および高度順応5,000
2110/23BC休養4,915
2210/24BC→C1(荷揚げ)→BC5,400
2310/25BC→C15,400
2410/26C1→C2→C16,200
2510/27C1→C25,400
2610/28C2→C3→C26,200
2710/29C2→BC4,915
2810/30BC休養4,915
2910/31BC休養4,915
3011/1BC→C15,400
3111/2C1→C26,200
3211/3C2→C36,600
3311/4C3→プタ・ヒウンチュリ頂上→C17,246
3411/5C1→BC4,915
3511/6登山活動予備日 
3611/7登山活動予備日 
3711/8登山活動予備日 
3811/9登山活動予備日 
3911/10登山活動予備日 
バックキャラバン
4011/11BC→カコット3,252
4111/12カコット→ムシコーラ2,875
4211/13ムシコーラ→タラコット2,530
4311/14タラコット→ジュファル2,430
4411/15ジュファル→カトマンズ1,400
出国準備
4511/16カトマンズ1,400
4611/17カトマンズ1,400
4711/18帰路予備日 
4811/19帰路予備日 
4911/20ネパール出国1,338
5011/21関西国際空港(最終帰国日)15
遠征終了

■ルート